DIGIMON BEATBREAK 第23話「奪うための力」感想
脚本:會川昇 演出:福岡大生 総作画監督:金久保典江 作画監督:金城美保、宇代祐規、有我洋美、村上直紀、fishken、mono 美術:神綾香 制作進行:路川花菜 演出助手:平田萌恵 <2026.3.22. 放映>
公式のあらすじは「コールドハートされた人々を救出するため、コロシアムにむかうトモロウたち。クレイは自身の野望を叶えるため、着々と準備を進めていた。 怪しい光に包まれるプロガノモンにキョウとムラサメモンは立ち向かっていく……」
内容が濃すぎて、感想書きの苦手意識は続きます。考察事項がたんまりで、布石はちゃんと撒かれ回収され、考察好きなファンの鋭いコメントを読むたび、私にとってのビートブレイクとは感想書きとは何なのかわからなくなっている。皆さんのコメントが素晴らしすぎて。私には難しすぎて。閲覧者様に申し訳ない。いっそ書くのを辞めようとも思うが、せっかくここまで書き貯めてきたサイトなのだからと思い直す繰り返し。
チームのバックアップを信じてのムラサメモンへの再進化と、究極体ピラミディモンへの勝利は圧巻!そしてエグ過ぎるラストと衝撃の次回予告、もう何てことしてくれたんだー心がついていけない…
●トモロウ:逃げろというキョウの言葉を断固拒否。両親、兄を失い、さらにファミリーまで失うことを良しとしなかった。
●レーナ:相変わらずお金に目がない笑。「信じてよ。うちら、ファミリーでしょ!」よく言った、しっかり者のサブリーダー。お金だけじゃない。居場所を、夢を、守りたい!せっかくキョウにかばわれたのに、次回、何?!
●マコト組:アルビダ共和国のことも神生島のことも知っていたさすが物知り。エッグで高度な教育を受けていたのだろうし、クリーナーになってからも世界からの情報の収集に努めていたのだろう。
●キョウ:ギガスモンが退化したプニモンはキョウに保護されていた。力をため直し「よく耐えた。みんな!」キター!「俺にも夢がある。デジモンと人が共に生きる世界をつくる。そういう夢だ!」「くだらない夢だとしても、デジモンを力としか見なさず、夢を見ることも忘れたお前とは、絶対に手は組まない!」相変わらず何でしょうこの非の打ちどころのないナイスガイぶり。チーム3人の「行っけえームラサメモン!」いいですね。そして圧巻の本気モードのバトル。さすがは元五行星。クレイを助けたのは、人のe-パルスを奪い取った罪を償わせるため。見殺しは流儀じゃない。力で奪うのでなく、共に生きよう。誰でもやり直せると信じて。けれど、クレイがその信条が通じる相手ではなかったのは哀しい。
●ムラサメモン:終ノ斬・哭雨が炸裂!不安定とは言え究極体をまっぷたつに!勝負を決する二度目の進化シーンはこれでもかのフルサイズでOPも鳴り圧巻!挿入歌でなくOP曲を使うのは異例で新鮮。しかもこれもTVサイズでなくフルサイズで流れる長い挿入。自分、配信とかわからんので初めて2番以降を聴いた。クウガモンはキョウが強い怒りだけで戦っていた過去を知る存在。だが、今のキョウのe-パルスは黒い怒りでなくファミリーの想いの色。
●クレイ:クレイのポリシーは、力で奪うこと。それがサブタイ。なんてクソ苦しい生き方。クーデターに失敗し、計画を変更、と。「力」「奪取」にこだわるのは、出自が王族で、地位・権力と故郷を失った過去のトラウマから。「力だ。この世界で生き抜くには、誰より強い力が必要なのだ。そのために、彼らのe-パルスが必要だ」「これが力だよ、沢城キョウ。力のある者は全てを奪い取る。実にシンプルなルールだと思わないかこのの世界は。ぬあっはっは…」タクティクスの創設は、より良いe-パルスをできるだけ自分のもとに集めるためであった。初めから奪うことが目的であった。部下から全てを奪い尽くして勝ちに行く様は、キョウと対照的。
「そうだな俺は、奪うだけだ、全てを!」ここも含めいくつもすごい作画、悪人顔極まれり!他のキャラも場面ごとに、表情がシーンに合わせて絶妙。命の恩人となったキョウを襲うなんてしまいまで外道!ムラサメモンではなく、レーナをかばったキョウ、つまりサポ主に直接襲いかかるなんて、デジモン史上、反則だ…。ぼくウォの「進化中に攻撃なんて」と同じく。ちょっと衝撃が半端ない。
腕時計好きという設定なんだが、動作から利き手と思われる右腕に腕時計しているのは変わらず。右手中指の指輪は独身だからいいとして、なぜ普通に左腕に付けないのか、両利きなのか。誰か教えて~
湾岸エリアが水没したのは「直下型超巨大地震による異常地殻変動が地盤沈下を」ではなく、王会長が国民保護省を使って流布した嘘、という真実を知る数少ない一人。
●ピラミディモン:ピラミッドのようなでかブツのデジモン、カッコいいとは言い難い、なんかおまぬけで笑える。デジタルワールドに点在する古代遺跡のデータを取り込むことで、一部のデジモンが進化する巨大な姿の鉱物型の究極体。遺跡のデータを吸収し高い知能を持ち、砂嵐をまとってすぐに再生できる。必殺技は、ピラミッド状の指を回転させてすりつぶす「ゾフル・カーブース」、両肩のピラミッドを相手の頭上から叩きつける「アペシュ・イカーブ」、胸の目から砂嵐を放ち全てを風化させる「ラアナ・ハムシーン」(技名は、中東らしくアラビア語由来)。無数のサポタマフェイクによりタクティクスや内藤や闘技場のサポ主のe-パルスを集約し、プロガノモンが究極体へと進化した。あれだけの力を集約しても不安定って、どんだけ!本作って、究極体への進化条件て、そんなに厳しいんだ。個人で進化できるのは完全体までってこと?本作で初の究極体の登場、物語の終盤ではなくこの話数での究極体出現は早い。所詮は力の亡者の合わせ鏡、「たかが知れている」という認識で奪った力の寄せ集め、ファミリーに支えられたキョウのe-パルスに勝てるはずがない。
●プロガノモン:体内の無数のサポタマフェイクでe-パルスを吸収。あまり大したことをやっていずに進化してしまったが、退化してからGDを襲って…!!まさかそう来るとは。
●スナリザモン:クレイがサポ主なのだろう、実験施設でクレイのそばにいた、プロガノモンの成長期。CVは三野雄大さん。なぜかプロガノモンとは別の声優さん。個体は同じはずなのに、なぜ。
●内藤:クレイは内藤がキョウと勝負をつけに抜けたことも負けたことも知っていた。まだ役に立てると言われた時の、見たことのない晴れやかな笑顔。唯一生き残った右腕の末路がこれって、実利は大きいがひどすぎる。最後に内藤、まさか嘘ですよねと言いたげに、あるいはお役に立ててと言いたげに、引きつり笑いしていた、哀れ。クズ野郎でも、その忠誠と献身はある意味、純粋で美しかった。
●チームセブン:3人無事合流。自分など天才でも強くもないと落ち込んでいるライトにフォローの言葉をかけるホタルコとグラニット。多くの顛末を経て、互いを思いやりチームの絆が再生して喜ばしい限り。グラニットが差し出すガム、そこには一緒に生き抜く願いが込められて。ライトだって、捕らわれた二人のために命懸けで穴へ。今回は石棺に捕まってしまい活躍できなかったが、今後GDの力になってくれるといいな。ライトが拘束された石棺を追っていくケトモン、健気。
●神生島:クレイの言う真実とは、21年前(2029年10月5日)。神生島にある、王会長も出資するアーバンプロトコル社が所有する実験施設に、世界中から亡命者を受け入れ被検者としていた。秘かに、人間の思考や感情をe-パルスに変える実験を。そこから生まれたデジモンというモンスターが互いのe-パルスを奪い合い一つの巨大な存在になった。巨大なデジモンの崩壊する力が島を消滅させ、超巨大地震が発生し湾岸部を海に沈めた。王氏は国民保護省を使って自然災害との嘘を流布し責任を逃れ、e-パルスの商業利用を推し進めサポタマで世界を席巻した。そして今、彼の夢、その巨大な力を再び入手しようとしている。「権力の頂点に立つ者が最後に欲しがるのは究極の力だ」(クレイ)。それを抑止する力を蓄えるためにクレイは準備してきたと。抑止という名で、最高権力者の椅子に再び座そうとする執着。
●天馬博士:e-パルスの研究者。トモロウと同じ丸メガネだが、トモロウの祖父?だとしたら父方の?母方の?そういや母も楕円のメガネだった。「天満タスク」というフルネーム、情報源は作中ではなくEDのクレジット。ゴーグルのようなメガネ、「た」で始まるファーストネームはデジモン主人公の証。どういうことか?CVは堀内賢雄さんという大ベテラン、絶対何かある、今後に期待!デジモンではテイマーズのインダラモンで出られている。一緒にヘリに乗っていたのは若き日の王会長ですかね?
●アルビダ共和国:今回のバトルのメインの舞台。旧アルビダ王国。「アルビダ」は、王族の血筋の伝説の女海賊の名である。そこからの引用か?しかし彼女は北欧やゲルマン系の伝説で、砂漠の中東ではない。二十年くらい前は砂漠のオアシスとして栄えていた。レアアースの採掘権を巡って市民革命が起き、王族は亡命した。外国が介入し多国籍企業により傀儡政権が作られ、王国は滅びた。まさに砂上の楼閣。
●河原崎:戻ったばかりのGDに賞金(立つくらいの札束だから1枚1万として200万クレジットを超えるか)を見せ闘技場の被害の対応を急かした。
●ゲンジョウ:「クレイだけが行方をくらまして」と言っているが、ホノカからチームセブンは存続していると聞かされていないのか。ホノカが報告をさぼった?
●王会長:その立ち位置がますますわからない。結局のところ悪玉?ゲンジョウを制したのはなぜ。追い詰められたクレイの出方に興味をそそられたのか。だとしたら悪趣味。
●料理:アジトで食すラーメン、おにぎり、サンドイッチ、中華まん。これもどうでもいいことなんですが、トモロウがラーメンをすする音。日本人が麺やお茶をすする音がうるさい「ヌードルハラスメント」などと外国人の一部が騒いでいますが笑止。そばを豪快にすするのは江戸っ子の粋の境地。これは日本の文化だし、日本人もスパゲティやスープを食するときは音を立てません。多くの日本人がわきまえています。嫌なら日本国外へどうぞ。海外でビーブレを見てるファンにもそう伝えたい。
次回予告:次回のサブタイトルは「重なる鼓動」。クレイの高笑い。凍結したキョウ、レーナ、マコト!!言い分のあるクレイ。激怒するトモロウはアルマリザモンに…。GDがみな凍結なんてショックすぎる!トモロウ組が進化してクレイに勝つのかな?怒りで暗黒進化とかしない?チームセブンの援軍があるといいな。個人的にはマコトきゅんのあのアングルのお顔がツボ…←変態v
新EDが発表された。K-POPって、…自分苦手なんだけど大丈夫かな。
2026.3.28. 記