DIGIMON BEATBREAK 第24話感想

DIGIMON BEATBREAK 第24話「重なる鼓動」感想

脚本:山口亮太 絵コンテ:小松由依 演出:都築悠一 総作画監督:小島隆寛 作画監督:小松こずえ、洪範○、近藤瑠衣、松崎朝子 作画監督補佐:仲條久美 美術:神綾香 制作進行:鈴木百合  <2026,3,29. 放映>

公式のあらすじは「キョウを救うために、クレイと戦うトモロウ。圧倒的な力の前になすすべなく、ファミリーは傷つけられてしまう。怒りの感情に囚われ、暴走するトモロウの前に現れたのは、一度は敗れ去った天才だった」。

OPの主題歌をカットして緊迫のシーンで開幕。キョウ、レーナ、マコト、皆凍結されるという衝撃。最後の一人となり怒りに振り回されたトモロウは感情を制御できず思い詰め、クレイに敗北。しかしそのピンチに、間一髪で助かったライトが参戦してくれるとは。ライトの叱咤激励で立ち直ったトモロウ。ゲッコーモンとビートを合わせ、ネットでの予測通り、完全体へとワープ進化!そして元五行星・クレイに勝利。タクティクス編の最後を飾った。

冒頭のクレジットで、「デジモンデザイン」は渡辺けんじさんに、森山奏さんが加わりました。

●トモロウ:ライトに言われて気が付き謝罪「ああ、俺は、大丈夫だよ。ごめんゲッコーモン、あいつの言った通りだ。感情に呑み込まれてお前の声、、全然聞けてなかった、本当にごめん」トモロウのやさしさのこもった声。主題歌のインスト版が流れてるのもいい。「ゲッコーモン、もう一度、もう一度俺に力を貸してくれ!」「いやだってナ(中略)力は貸すもんでも与えるもんでもない、合わせるもんだってナ!」「ああ、そうだな」トモロウが了解した時、けた外れのe-パルスでもって二人は変わった!このセリフの元ネタは、セイバーズ38話のマサルのセリフからという、山口さんのセルフオマージュ。

キョウに抱き着くレーナとマコトを包み込むようにハグするとこが良い。3人の凍結を目撃したのはトモロウだから、その絶望と回復のうれしさが詰まっている。メガネの反射光であえて描かれていないが、おそらくトモロウも泣いたであろう。ああ戦いは終わったんだと安堵。明日への希望を象徴するかのように、キョウの首元に窓からまぶしい光がさしています。

●ゲッコーモン~アルマリザモン:怒りに囚われたe-パルスはオーバーロード(過負荷)状態で空回りし敗北。トモロウに抱き上げられての一言目は、自分でなくトモロウを案じる言葉であった、泣かせる。

●モナークリザモン:サイボーグ型の完全体で、ずっしり堂々たるデザイン。モナークは、君主、王、皇帝の意。得意技は武装「リサナウト」のブレードにエネルギーを帯びさせ放つ「アナイアレイトエッジ」、相手の懐まで高速移動しプラズマキャノンを放つ「モナークオーディナンス」、必殺技は三日月角にプラズマエネルギーを限界まで充填し生成したプラズマの刃で切り裂く「ファイナルジャッジメント」。これミサイルとかではなく、全身を回転させての大技で、プロガノモンを真っ二つに!やば強い…。キョウたちのe-パルスを吸収してパワーアップした個体をだよ。リサナウトとは、北欧の伝承に登場する武器の総称で、「巨人の贈り物」という意味。進化しても、キャラ語尾が変わらないのはいい。

●レーナ:クレイをゲス野郎呼ばわり。内藤へのホタルコと言い、なんで女子ばかりにゲス野郎言わせるかな、とちょっと気になりました。脚本家さんは違うのにまたですよ。女児に汚い言葉を吐かせるのは、同じ女性として私は気分がよくありません。相手の男性のゲス感が増すからですか?

●マコト:放り投げられての顎からうなじのラインといい、逆さのアングルといい、個人的に萌えツボでした。普段ショタコンの気はないんですが、ハイ、変態です。

●キョウ:レーナとマコトが先に回復したということは、若さゆえと、キョウの持つ力が大きくダメージも大きかったということ。回復し「みんな無事で、本当に良かった」。このファミリーに幸あれ。

●アスカ:異質なe-パルスを持ち孤独だったトモロウ。本当にアスカだけが理解者だった。「自分の思うまま叩けばいい。それに、二人でビートを重ねるの楽しいぞ、トモロウ」。合わせる。そうか、合わせるんだ。楽しい!トモロウ、こんな風に笑うんだ。想いきり、自由に叩けビートを。

●河原崎:GDの動向を追っていたのか、事後速やかに現場にヘリで到着。人質の救出とクレイを逮捕する仕事ぶり。逃亡の恐れなしということなのか、大物犯罪者に、手錠をかけたりはしないんだね。部下についてクレジットがなかった。

●ライト:めちゃいい人に成長して戻ってきました。ケトモンの一念で間一髪凍らずに済んでいた、よかったー。トモロウに平手打ち(グーパンチだときつかった)。かつて自分がトモロウに指摘されたように、パートナーデジモンときちんと向き合わなければと、ライトが言うから説得力がある。この二人の友情の深まり何なんv「デジモンと人間、互いの感情が重なる時に更なる高みへ到達できる。テメエが教えてくれたんだろ、天馬トモロウ。何ぼーっと突っ立ってんだよ。早くテメエのデジモンと、ちゃんと向き合ってこい」二人称がテメエなのがプライドの高いライトらしい親しみがこもっている。そしてランフォモンでゲッコーモン復活までの時間稼ぎをしてくれた。「遅ぇえよ!」の笑顔ったら、もうかわいいんですけど!ライトモ良いじゃん!

「礼はGDの連中に言え」とつれないことを。結果的にそうだったけど、ライトも二人を助けようとしたじゃない。最後はホタルコたちとは合流せず、モノドラモンとともに自分を見つめなおす単独行動を選択した。いつかまた登場して下さい。

●ホタルコ:グラニットを実家で働かせるというやさしい提案を。グラニットに幼い弟妹の姿を重ねたのだろう。お好み焼屋、賑やかになりそう。クリーナーと兼業、と。研究職の夢はその後どうなるかも、描かれるなら見たい。

●グラニット:居場所…ホタルコの提案に、ヤダかわいい笑顔!やっぱ私ショタですか??そのうち本名を名乗るようになるといいな。

●クレイ:短時間の描写だが、傭兵時代が描かれた。王会長に出会う前はひげがなかったのに、顎ラインのひげが王に似ているのは気のせい?それとも最高権力に憧れて生やした?

まさかの負け。過去のトラウマが力の妄信につながった、それは不幸。けれど、力で奪うことが快楽になってしまったのは許せないし、彼のせいで死んだり不幸になった人は数知れないので、ゲス野郎として償いはしてもらわないと。

トモロウが猿デジモンのことを尋ねると「いずれまた出会うことになるだろうさ」と意味深。トモロウを巡ってゲンジョウとゴクウモンが暗躍していたのは知っていた。

●プロガノモン:キョウたちのe-パルスを奪ってパワーアップするという意地汚さ。あの重そうなのが、足と尻尾を収納し、一瞬飛びました。「反則」、おっしゃる通り笑。

●ランドラモン:プロガノモンの成熟期。

●スナモン:プロガノモンの幼年期。CVは三野雄大さん。

●内藤:クーデターの件、チームセブンをかばった?きつく当たった部下へのせめてもの償いか。

●ゲンジョウ:単に王の忠実な部下ではないのかも。真意がつかめない。

●カイト:クレイの失脚やゲンジョウのタクティクスせん滅を、どこまで知っていたのでしょうか。

●ホノカ:チームセブンを放置した件に誰からもツッコみはなし。

●ローズ:赤いバラの咲きほこるバラ園で、まるで「エマニエル夫人」(若い世代は知らないよね。フランスの初の女性向けのソフトポルノ映画)のような椅子に座る妖艶な優雅さ。正装の若い男女の部下には興味津々。

●看護師:CVは石田碧(あおい)さん、2,3話に次ぎ続投。モブキャラとは言え青二のジュニア枠の方が続騰、がんばっていますね。モブだから誰でもいいとはならなかったスタッフの配慮もうれしい。昔からですがデジモン作品が新人声優さんのブレイクのきっかけになるならファンとしてうれしいです。

●挿入歌:「Edge of Limit」いいですね。アスカがちょこっと弾いていたのと、モナークリザモンへの進化で2番が挿入された。旧作のように進化シーンで必ずかかるわけではないので、かかると、俄然印象深い回となる。

次回予告:次回のサブタイトルは「半人前のヒーロー」。スターモンに目を輝かすマコトとキロプモン。降り立ったピーターモン。水着でバカンスのレーナ組、トモロウ組。スターモンとピーターモンのバトル。箸休めの回かな?「タクティクス編」が終わり「間奏編」の開始だそうで。

2026.3.31. 記

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